世の中にブラック企業という言葉ができて約10年ぐらいでしょうか。
ちょうど私が学生ぐらいの時に初めて耳にしたと思います。
その頃の私はまさか自分がブラック企業に務めるとは夢にも思いませんでしたね(;´∀`)
本日はそんなブラック企業の定義とは何なのか?
ということでここは現役一流ブラック企業の社員である私、アキが教えます!!
離職率なのか?残業時間?はたまた労働時間なのかこれをみればスッキリ解決です!
Contents
- 1 ブラック企業の特徴・定義 離職率が高い
- 2 ブラック企業の特徴・定義 給料が安い
- 3 ブラック企業の特徴・定義 給料体系が不明確で昇給がない
- 4 ブラック企業の特徴・定義 基本給が安いor基本給という概念がない
- 5 ブラック企業の特徴・定義 なのに求めることは高い・多い
- 6 ブラック企業の特徴・定義 嘘をつく
- 7 ブラック企業の特徴・定義 社長のワンマン経営
- 8 ブラック企業の特徴・定義 異常な精神論
- 9 ブラック企業の特徴・定義 若さが売り
- 10 ブラック企業の特徴・定義 長時間残業を強いられる
- 11 ブラック企業の特徴・定義 きちん労働時間(残業時間)つけられない
- 12 ブラック企業の特徴・定義 有給休暇が使えない
- 13 ブラック企業の特徴・定義 面接→採用までが異常に早い
- 14 厚生労働省が定めたブラック企業の定義とは?
- 15 ブラック企業特徴・定義まとめ
ブラック企業の特徴・定義 離職率が高い
ブラック企業で特徴・定義となるのはまず離職率ですね。
まあ、ブラック企業なので離職率が高いのが当たり前ですが(^^;
人が仕事辞めるというのには相当な覚悟がいると思います。
最近の若い人や新人さんが仕事が合わないやら人間関係やらで辞めるということはよくあると思いますが、
・仕事をある程度こなした中堅どころの人
・結婚して家族がある人
・30を超えて年齢的に転職など中々考えられない人
等々…
普通こういう人たちって会社を辞めずに仕事を続けていく人がほとんどだと思うんですよね。
私の勤めている会社は一流のブラック企業なんですが、こういう人たちでもバンバン辞めていきます。
正直、残る人の方が少ないのではないでしょうか。
もちろんみんな仕事がしたくないとかニート上がりみたいなことをいう訳ではなく家族をもった人やある程度仕事ができて信頼されている人たちです。
ちなみに私の勤めている会社は他の会社の人と仕事をすることがが多い職種でそういう人たちからも信頼されている人も辞めていきます。
もちろんこういう人たちは自分が仕事を辞めて迷惑がかかるのは重々承知で辞めていくんですよね。
決して仕事が嫌だからバックレとかそんなことはありません。
なぜこんなにもブラック企業は離職率が高いのか…今から説明していきます。
ブラック企業の特徴・定義 給料が安い
まず第一に理由が給料が安いということですね。
私のブログで年収270万円と言ってますが、この給料の安さ自分で言うのもなんですがすさまじいと思います。
一応Fランク大とはいえ卒業しているので大卒扱いなんですどね(^^;
正直、その辺の高卒の初任給並もしくはそれ以下の給料ですね。
ブラック企業の特徴・定義 給料体系が不明確で昇給がない
これだけ安い給料ですが勤めていますが、昇給というものがほとんどありません。
10年間今の会社に勤めてあった昇給は1回だけ。月換算で1万円ほどでしょうか。
また給料体系も不明確でなぜ私の給料がこの金額になったか「前の人事が辞めてしまったためわからない」という会社から回答を頂きました。
ビックリするでしょう?世の中にはこういう会社があるんです。私が自分の会社を一流のブラック企業という理由もわかりますよね。
ブラック企業の特徴・定義 基本給が安いor基本給という概念がない
そして安い給料=基本給も安いということになっていきます。
皆さんはビックリするかもしれませんが、私の勤めている会社に基本給という概念がありません。
基本給がない正社員ってどういうことなの?と思うと思いますが、簡単に言うと時給です。
正社員という扱いなのに時給です。
なのでお休みの多いGWやお正月は必然的に給料が安くなってしまいます。
もしこれから就職活動をしているという人は注意してください、世の中にはこういう会社があります。
もし今就職活動中の方は面接や採用前にしっかりと確認した方が良いでしょう。
勤めてから後悔するのは遅いですからね。
私のようなことにならないことを祈っています。
ブラック企業の特徴・定義 なのに求めることは高い・多い
これだけ給料が安く、昇給もしないのに求めることだけは一丁前で仕事量も多く、責任の重い仕事を任せます。
それはなぜか?
ほとんどの人が辞めていき仕事を任せられるぐらい仕事をこなせる人がいないからです。
そして残った人たちに負担をかけてコキ使う。
例え新人さんや中途採用の人が入っても大体の人が辞めていくので結局残った人の負担が増えていき、仕事量が多いや責任の重い仕事を任せることになります。
なのでブラック企業に勤めると
給料が上がらない&仕事が増える&責任が増える…
等々の多くの負担がかかることになります。
世の中のブラック企業の仕組みとはこんなカラクリです。
ブラック企業は人を人と考えていません。
使えなかった捨てる、使えるなら特にメンテナンス等はせずに壊れるまでつかう…人ではなくお金を回すための部品だと考えています。
ブラック企業の特徴・定義 嘘をつく
ブラック企業のもう一つの定義として嘘をつくという点が挙げられます。
会社や社会人が嘘をつくわけないじゃん
と思う方もいるかもしれませんが、それは残念ながら甘い考えです。
一流のブラック企業の私の勤める会社は平気で嘘をつきます。
私が会社につかれた嘘を紹介したいと思います。
・求人票・募集要項の給料と実際の給料違う
・退職金制度があると言われたが実際にはない
・条件をクリアすれば昇給させると言って昇給させない
ひとつずつ説明していきたいと思います。
求人票・募集要項の給料と実際の給料違う
これはよくある話だと思うんですが、ハローワークの求人票や会社のホームページに載ってる募集要項の給料が違うということがあります。
どのぐらい違うと思う人がいる思いますが、私の場合は求人票と実際の給料とは7~8万円くらいの開きがありました。
これだけ差があるのに給料を上げてくれと言ったら、これが〇〇県(私の住んでいる県)の平均的な給料だから無理と言われました。
…ちょっと何言ってるかわからない(サンドウィッチマン富澤さん風に)
という感じですが、年収270万円は平均的な給料なようです。
こんな考え方で嘘がまかり通るだからブラック企業というのは本当にすごいですね。
退職金制度があると言われたが実際にはない
続いての嘘がコチラ。退職金制度があるという話を聞いたのに実際にない。
退職金制度はありまぁす(〇保方さん風に
なぜこれが明らかになったかというと同じ会社の仲の良い人が辞めたんですが、その時に「退職金は出たんですか?」と聞いてみたところ
会社の人に
そういうのはありません
と言われたそうです。
うーん、また嘘をつかれたなという感じです。もう嘘ばっかりで最近慣れてきてしまった自分がいます(;´Д`)
こういう会社もあるんです、皆さんも覚えておいてくください。
条件をクリアすれば昇給させると言って昇給させない
そしてもう一つの嘘はコチラ。
会社に給料が安すぎるとクレームを入れた際にではこの条件をクリアすれば昇給させるということを入れました。
…もうここまでくれば皆さんわかりますよね。
条件をクリアしたのに昇給はありませんでした。
ゆくゆくは給料上げますので…とはぐらかされるというとんでもないブラック企業です。
皆さんも覚えておいてください世の中にはこんな会社が本当に存在するんです。
ブラック企業の特徴・定義 社長のワンマン経営
ブラック企業の特徴・定義として社長のワンマン経営ということが挙げられます。
私の勤めてる会社は中小企業ですが、経営のほとんどを社長がやっています。
本当は会社を回すような人がいたんですが、辞めてしました。
噂では社長の逆鱗に触れてクビになったという
真実かはわかりませんが社長がこんな感じでは…とてもいい会社にならないですね(;´Д`)
ブラック企業の特徴・定義 異常な精神論
ブラック企業の特徴・定義としてやたらと精神論で何とかしようとします。
例え長時間労働や休日出勤を強いられたとしても「みんな頑張っているんだ
ブラック企業の特徴・定義 若さが売り
若さが売り…これだけ聞くと若い人が活躍しているんだからいい会社なんじゃないか?と思いがちですが、実はそうではないことが多いです。
若い人が多い=辞める人が多い
ということですからね。
会社に人が定着せず、中堅どころになる前にみんな辞めていってしまうということです。
もし本当のいい会社なら若手・中堅・ベテラン社員がバランスよくいるはずです。
順調に人が育てば若手ばかりでなくなるのは自明の理ですね。
もしあなたが今後応募・面接予定の会社でこういう「若さが売り!」「若い力で未来を担う!」なんて謳い文句のところはやめたほうが無難です。
若さが売りではなく、若い人に未来がある会社を選びましょう
ブラック企業の特徴・定義 長時間残業を強いられる
こちらはありがちですが、長時間労働を強いられるということです。
人が多く辞める=現行で残っている人の負担が増える
訳ですから個人の仕事量が必然的に多くなってきます。
ブラック企業に勤めると辞めた人の分も働かなければなりませんからね(;´Д`)
ブラック企業に勤めれば務めるほど給料も上がらず仕事の量・負担も増え人生の期待値はどんどん低くなっていきます。
今現在、あなたがブラック企業に勤めていて長時間労働を強いられているのならそんな会社は辞めてしまいましょう。
…ただ当てもなく辞めるのは大博打になるのでしっかりと次の道を明確にしてから辞めるようにしましょうね。
ブラック企業の特徴・定義 きちん労働時間(残業時間)つけられない
ブラック企業の特徴・定義としてもう一つポピュラーなのがコチラですね。
ブラック企業というのは会社の利益のことばかりを考えそれを社員に還元するという気持ちはありません。
前にも説明しましたが、人=部品という扱いでからね。
なので、部品のコストが安ければ安いほどいいわけです。残業代をつけなければそれだけ部品の維持コストは少なくなりますからね。
これは本当の話ですが同じ会社の上司に残業をしていると「サービス残業ご苦労様です。」と嫌味たらしく言われたことがあります。
皆さんもう意味はわかると思いますが、これは「残業をつけるなよ」という念押しです。
こんなパワハラまがいのことが平然として起こる…ブラック企業とは本当に恐ろしいですね…。
特に現代は「働き方改革」という言葉流行っており、残業は少なくするような傾向になっています。
残業時間は少なくなったけど、実際は残業をつけられず涙を飲む人も少なくはないのではないでしょうか。
ブラック企業の特徴・定義 有給休暇が使えない
みんな大好き有給休暇。ブラック企業に勤めるとその有給休暇がほとんど消化できません。
私が今の会社に入って有給休暇を全て消化できた年はありませんでした。
…ただ日本人の特徴として義理堅く一緒に仕事をしている人がに悪いので有給休暇を取得しないというパターンが多いようです。
有給に関してはコチラの記事でまとめてあるので、興味のある方はご覧になってください。
有給を使いづらい(会社休めない)雰囲気…理由や対処法は?ブラック企業で親族亡くなった不幸でも仕事優先で有給が使えない
ただ私の会社のすごいところは日常で有給休暇が使えないのはまあわかるんですが、会社の辞める直前でもすべての有給休暇を消化できないということです。
これも同じ会社の勤めていた人に聞いたんですが、会社を辞めるということで残っている有給休暇をすべて消化しようとしたところ会社に言いくるめられ有給休暇をすべて消化できなかったとのこと。
その人は本当に怒り心頭でしたね、「なぜ辞めるのに有休をすべて使えないんだ」と
もしこれからブラック企業を退職する予定の方は、ちゃんと有給をすべて消化できるように算段を立てておきましょう。
もしかしたら年休をすべて使えないかもしれませんからね。
ブラック企業の特徴・定義 面接→採用までが異常に早い
ブラック企業の特徴・定義として面接から→採用までの速度が異常に早いことがあげれます。
なぜこのように以上に早く採用となるのか?
これはブラック企業は人が辞めていくことが多いため、変わりが必要になる頻度が高いため面接→採用の頻度は高くなるということです。
もしあなたが企業を応募して面接→採用まで異様に早かったらちょっと疑った方がいいかもしれませんね。
最近はネットなので会社の評判も見れるのでこのようにやたら採用まで早かった場合は確認したほうがよいでしょう。
もちろんあなたの能力を高く評価して即決というパターンもありますので、面接の内容もしっかりと確認しましょう。
適当におしゃべりしているような面接となっている場合は要注意です。
厚生労働省が定めたブラック企業の定義とは?
労働に関する行政機関である厚生労働省はブラック企業をどのように定義しているのか見てみましょう。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
このような企業に就職してしまった場合の対応としては、第一義的には会社に対して問題点の改善を求めていくことが考えられます。しかしながら、新入社員が単独で会社に問題点の改善を求めて交渉等をするのは現実的には非常に難しいと考えられます。したがって、問題点に応じて、外部の関係機関や労働組合に相談することも有効な手段と考えられます。
引用元:厚生労働省
ということで厚生労働省自体はブラック企業というものを定義していないようですね。
一般的な特徴として長時間の労働や重いノルマ、賃金の不払い、パラハラ等のスタンダードな定義をあげています。
新入社員がもしこのような場面に直面した場合は外部機関等に相談することが有効という風に記載されていますが、新入社員が外部機関に相談するとあまり現実的ではないですね(;´Д`)
ブラック企業特徴・定義まとめ
以上の点をふまえてブラック企業の特徴・定義をまとめてみました。
入社前・入社後・退職後とまとめてみましたので、自分の現状に合わせて見て頂ければ幸いです。
入社前・求人・面接
・若さを売りにしている(離職率が高い)
・求人票と実際の給料が違う
・給料体系が不明確(昇給がない)
・面接→採用までが異常に早い
・社長のワンマン経営
まず、入社前に確認しておきたいことをまとめました。
会社のホームページや応募概要などで若さを売りにしている会社は離職率が高い可能性があります。
ネットなどでしっかりと情報収集してから面接に向かいましょう。
ブラック企業には求人票と実際の給料が違うということがありますので、面接の際に確認したほうがよいでしょう。
また給料体系もどのようになっているか確認し、昇給など細かな話も面接で確認することも大切です。
面接をして異常に採用も早い場合も要注意です。
面接の内容をしっかりと確認して適当な面接で採用が決まった場合は、とりあえず人を補填しようというブラック企業の考えなので、その策略に乗らないようにしましょう。
また面接の際にやたらと社長が経営に関わってそうな感じがしたらそこも要注意です。
ワンマン社長で会社回していたら…それはブラック企業の可能性が高いです。
入社後
・労働時間(残業時間)をきちんつけれない
・有給休暇が消化できない
・異常な精神論
労働時間についてちゃんとつけられない会社は言うまでもなくブラック企業です。
特にブラック企業というのはいかに人件費を省いて会社のもうけを増やそうと考え、自分の会社で働く社員のことは考えません。
またそういう社員の事を考えない会社なので有給休暇もフルに使えない可能性が高いです。
当たり前ですが、有給休暇は働かずに給料を支払う形となるのでブラック企業にとってこれほど不要なシステムはないでしょうからね。
私の場合は有給を使わず休日出勤のい代休を使え!と言われたぐらいなので、よっぱど頑張ってる社員さんにお金を使いたくないのでしょう。
それをお金じゃない!休んだからダメだという精神論で何とかしようとするのかブラック企業です。
洗脳に近い感じになるのでこんなブラック企業の色には染まらず、しっかりとした自分の考えを持つことが大切です。
退職後
・退職金制度がない
・残った有給休暇を全て消化できない
退職後に確認すべき項目については上記項目になります。
退職金制度があるのかもしっかりと確認したほうがいいでしょう。もしできるのなら会社に入る前に確認したいところですが、もう既にブラック企業に入社してしまった場合はさすがに在社中に聞くことはできませんからね。
また同じように残った有給休暇もしっかりと全て使えるかも確認しましょう。
ブラック企業は辞めようする人間のことなんて気にしません。
だったら辞める側もしっかりと会社の事なんて考えずに辞めてやりましょう!
ということで本日は
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