こんにちわ!アキです(^^
本日は派遣社員で有給が取りづらい時の対処法について説明します。私も派遣社員で務めてい有給は本当に取りづらかったですからねー
この記事では
- 派遣社員は有給が取りづらい職業
- 派遣社員で有給が取りづらい時の対処法9選
ということでお送ります。それではごらんください。
派遣社員は普通の会社員以上に有給が取りづらい
まず、派遣社員に限らず、日本では非常に有給が取りづらいです。
こちらの表をご覧ください。
引用元:ヘルスケア通信
こちらは平成27年の有給消化率です。男性は何と45.8%と半分以上残している計算になります。
これは派遣社員ではなく業種関係なくのデータですので、日本人がどれだけ有給を使いづらいというのがわかりますね。
そして派遣社員はさらに有給が取りづらいです。その理由は…
派遣会社にとって有給は自社から派遣社員に金を払わないといけない
まず、派遣会社にとって有給は害でしかありません。なぜかというと派遣社員というのは派遣先で働くことになります。
この働いている間は派遣先は派遣会社に派遣費を支払っているわけですね。そしてその中からあなたの給料が支払われる訳です。
ただ派遣社員に有給を使われるとそういうわけではなくなります。
派遣社員に有給を使われると派遣社員は派遣先で仕事をしていないので、その間派遣先から給料がもらえないわけですね。
つまり派遣会社が単純に利益だけを求めるなら所属する派遣社員にはできるだけ有給を使ってほしくないわけですね。
私も正社員型派遣という形で派遣社員で働いてきましたが、有給を使うと派遣元の派遣会社に渋い顔されることがありましたね。
ひどい時には
「今月休日出勤してるし、有給じゃなく代休を使ってくれないか?」
なんて言われたこともあります。
これがどういう意味かわからない人もいると思いますので説明しますが、代休というのは休日出勤した分の時間を差し引いて取る休みのことです。ちょっと文章ではわかりづらいと思いますので、実例で説明します。
例えばあなたが1日の労働時間が8時間で20日間働いたとします。そして休日出勤を30時間した場合
8時間 × 20日 = 160時間+30時間 = 190時間
派遣先の企業は180時間分派遣社員が働いた分を派遣会社に支払う訳です。ここで、もし1日有給を使ってしまった場合は出勤日数は1日減ります。
8時間 × 19日 = 152時間+30時間 = 182時間
派遣社員に有給を使われると派遣会社にとしては1日少ない182時間となり、派遣会社が派遣元からもらえる取り分が少なくなってしまうわけですね。
バイトをしていて1日休んで、その分バイト代が一日少なくなった感じですね。
派遣会社としては有給1日でも使われるとこのように派遣先から取り分が少なくなるので嫌なわけです。しかもバイトと違って自分は働くことなく派遣社員が働いているだけですからね。
しかも派遣社員自体は有給分で休んだ8時間は派遣会社が支払い、190時間分の給料を派遣社員に支払わなければいけません。
これが代休を使った場合はどうなるでしょうか。代休は休日出勤出た分の残業時間を引いて計算します。つまり残業時間が30時間-8時間(残業1日分の出勤時間)=22時間
そうなると
8時間 × 20日 = 160時間+22時間 = 182時間
有給を使っていないため
派遣元が派遣会社に支払われる派遣料は182時間分
派遣会社が派遣社員に支払われる給料も182時間分
となります。
有給を使った場合は182時間しか働いていないのに190時間分の給料を支払うのは派遣会社は嫌なんですよね。
働いてない分はできるかぎり支払いたくないわけです。
利益ばかり優先するブラック企業な派遣会社ほどこの有給を使わせないという要素は強くなります。…つまり私の務めていた派遣会社は相当な派遣会社ということですね(^^;
派遣先から休み過ぎというイメージがつく
そしてもう一つ言えることですが、派遣先から休み過ぎというイメージがつく恐れがあります。
「あいつまた休みなのか!」
なんていうことを言われることがあります。
会社には働き方改革が叫ばれる中、未だに「休む」=「悪い事」という認識の会社は多いです。
私の派遣先もそんな感じでしたねー
例えば会社で飲み会があったとします。その飲み会が二次会や三次会などして次の日ものすごい二日酔いになったとします。
この場合に会社を休むか休まないかで評価が真っ二つに分かれます。
会社を休む → あいつは根性ない
で評価だだ下がり。
グロッキーな状態でも会社に来る → あいつはよくやってる
で評価上昇もしくは現状維持。
こんな感じです。
とりあえず会社に来るということが正義になっています。
例えこの二日酔いで全く仕事ができない状態で、この日トイレにこもっていて全く仕事が進まなくてもいいわけです。
所詮ちゃんと仕事をしてるかなんて見てません。そこまで派遣社員を管理してる会社はそうはありませんからね。
仕事が終わってなかったら、「なんで終わってないんだ!」と言われることはありますけどね。まあ、所詮そんなもんです。
とにかく休みを使うと派遣先の心象を悪くするところもあります。ですので、自分の派遣先のその休んでいいの空気かというのもある程度確認しておいた方がいいですね。
有給というのは労働者の権利で本来はこういう制限はダメなんですが、派遣社員という派遣先がお客様という立場だとやはり有給が使いづらいですね(−_−;)
有給休暇を取る時の連絡先が多い
こちらも派遣あるあるなんですが、休みの時に連絡するところが非常に多いです。私も派遣社員をやっていた時は
- 派遣元の派遣会社
- 派遣先の上司
- 同じ派遣先に所属している派遣会社の上司
この3つに毎回連絡しなければいけませんでしたからね(;´Д`)
風邪などで休むときにただでさえ休むという後ろめたい気持ちになるのに、これだけ連絡しないといけないのは本当につらかったですね…。
私の派遣仲間にはこの「休みの連絡がめんどくさい」という理由で、ちょっと体調が悪くても会社にきてましたね。
体調悪くて休む連絡をするのより、会社に来る方が楽…というのもどうかと思いますが、同じ職場に勤めていてると「確かにそう思ってしょうがないかも…」と思う時があります(^^;
派遣社員で有給が取りづらい時の対処法9選
ということで派遣社員で有給が取りづらい人のために対処法をまとめてみました。実際に私が使っていた方法もあるので、参考になるかと。
思い切って正直に理由を言う
まず、もう思い切って派遣先に有給を使いたいということを伝える方法です。
これは言いにくいけど、実際行ってみたら「ああ、いいよ。いつ休むの?」って軽い感じを期待するパターンですね。
実際、口に出してみないとわからないもので思い切って言ってみたら意外にあっさりOKする時があります。
私も「言いづらいなぁ…」とか思いながら派遣先の上司のところに向かい、思い切っていってみるとあっさりOKというパターンもありました(^^
ですので自分の気持ちをちゃんと伝えることも大切です。
派遣元の人事や営業に相談・連絡をお願いする
有給がとりづらい場合は、派遣元の人に相談するのが良いでしょう。
人事の人に現在の派遣先が「こんな状況で有給がとりづらいんですが、どうすれば良いでしょうか?」みたいに聞いてみたり、
もし自分で有給を使うというのが言いづらい状況なら、営業に相談しましょう。
営業から有給を使うと言ってもらうと、【派遣社員と派遣先の上司】という個人の問題となっているのが、【派遣会社と派遣先の会社】という会社間の構図になるわけです。
こうすることによって、会社間の問題になり「有給を使わせない」という法律違反をしている派遣先の会社は不利になるわけですね。
やはり1人で悩まずに話はできるだけ大きくしてみましょう。そうすることで派遣先の会社は有給を使わせざる状況になると思います(^^
…ただ有給を使った後に派遣先の上司に「話を大きくしやがって…」等言われる可能性もあります。
正直、ここまでネチネチ言うならその派遣先はおさらばした方がいいかと。会社間の問題になっても個人を逆恨みする上司なんて人間性を疑った方が良いと思いますので。
人間として未熟でも出世できちゃう会社なんていくらでもあります。そんな人が人を統括する上司になっている場合もあるので…。
子供の頃に「教師ってすごい職業だなー」と思っていたのに大学になって教職課程を取ってる奴が「え、こいつが教師になるのかよ…」と思うのと似てますね。
それまで教師が特別な職業だったのに一気にその特別さがなくなった瞬間でした。
上司も人間です、その人が本当に上司に向いている人間とは限りません。
派遣先にいるの派遣社員に相談する
流石にそこまで大ごとにしたくない…という人もいると思います。そういう時は派遣先にいる派遣社員に相談するのもいいでしょう。
もしかしたらその同僚が派遣先の上司から有給を使うためのいい方法を知ってる可能性もありまし、例え知らなくても1人で考えるより複数で考えた方が絶対にいいです。
三人寄れば文殊の知恵…三人とは限りませんが1人で悩みよりいいアイデアは必ず出てきます。
私も派遣仲間は多かったので、話しやすい同僚に有給のことだけでなく業務のことを聞きながらやってました。やっぱり仲間は大切ですね(^^
前段取りして計画的有給を使う
ある程度有給する日付が決まっている場合は、段取りを決めて計画的に使うという方法があります。
事前に派遣先の上司に
「この日用事がありまして、有給を使わせて頂きたいです。その間に残っている仕事は終わらせます」
みたいな感じです。休みに入る前にやることはやっておくというスタイルです。
こうすることで、派遣先の上司も
「あの日あいつは休むの知ってるし仕事は違う奴にふろう」
という風に思い、とりあえず今現状の仕事をこなして休みを取るということが可能です。とにかく事前に伝えておくということは非常に大切です。
いきなり「明日用事があるので休みます」では、緊急な用事ではない限り結構な確率で怒られますからね(^^;
休み日がわかっているなら出来る限り、早めに連絡するのが大切です。
家族を理由に有給を使う
もしあなたが家族と同居しているなら家族を理由に有給を使いましょう。
私も社会人時代は両親と同居しており、定期的に病院に通わないといけなかったでそれを理由に有給を使ってました。
こればかりはさすがに会社も容認しないといけませんからね。これで
「そんなことで休めるとでも思っているのか!!」
なんていういう頭のおかしい上司は少ないと思います。もし家族でそういう病院やはたまた子供のイベント等々ある場合はこれらを理由に有給を使うのがいいでしょう。
「そんな家族の理由なんてない…」
とお嘆きのあなたに一つアドバイス。家族の事情なんてまず会社にはバレません。…後は言いたいことはわかりますね(笑
うまく家族を使って有給を消化しましょう。
…本来有給を使用するのに理由というのは言う必要がないんですけどね。私の務めていた派遣先はいかにも古い考えの昭和っぽい職場だったので理由を言わないわけにはいかない感じでした。
冠婚葬祭を理由に有給を使う
家族の他にもう一つ方法に冠婚葬祭を使うという方法があります。
結婚式や葬式などのイベントはよっぱどのことがない限り避けては通れないイベントです。このようなイベントを使って休むようにしましょう。
こちらもそんな急に葬式とかないよ…とか思う人がいるかもしれませんが、映画釣りバカに日誌で主人公の浜ちゃんが釣りに行くために親戚を殺しまくるというシーンがありました。
親戚を殺しまくる…
これは普通にやったら単なる犯罪ですが…わかるとは思いますが、ネタバレはコチラの記事をご覧ください。
有給を使えない時は親戚や親族も使いましょう(笑
有給が取りやすい派遣先への変更を考える
もしあなたの職場が有給が使いづらいならもう思い切って派遣先を変えるという手もあります。
派遣先…職場は自分ではどうしようできませんからね。
例えあなたがいくら頑張っても「派遣先の職場を有給の取りやすい雰囲気にする」ということは不可能に近いです。
もしそれができたら派遣社員なんて辞めてそのカリスマ性を生かせる職業に転職した方がいいでしょう(笑
派遣の契約更新の時に更新しないという方向に持ってた方がいいですが、どうしても更新前に辞めたい場合は派遣元の派遣会社に相談した方がいいですね。
派遣先の辞め方に関してはコチラで記事にしてますので、こちらも参照ください。
どうしてもダメなら退職覚悟で労働基準監督署に報告する
派遣元・派遣先にとってもどちらも使われるとデメリットがある有給…。
もし派遣元・派遣先も「有給を取るな!」というスタンスなら退職覚悟で労働基準監督署に相談しましょう。
その際にしっかりと証拠は残しておくためにスマホのボイスレコーダーで録音するようにしましょう。証拠は残しておくということですね。
本当に今の時代は便利になりました。スマホがボイスレコーダーの代わりになりますからね。
これを証拠に労働基準監督署に持っていけば、派遣元も派遣先も相当なペナルティを負うことになります。
その後にその職場に復帰して仕事をするのは…さすがに気まずすぎて難しいと思いますが、有給の使えない職場にいるよりは絶対にマシです。
副業から初めて派遣社員を脱出してみる
有給が使えない、もしくは有給が使いづらい派遣社員だったら副業から派遣社員を脱出するという方法があります。
今の時代は派遣社員ではなく大企業でも副業を見てめる時代です。
コチラの記事を見てみるとロート製薬や日産、富士通、花王等々…大手企業が誰もが知ってる大手企業が副業を認めています。
そしてトヨタの社長が「終身雇用難しい」発言するように大手企業の正社員でも将来的には不安な時代です。
ある程度副業で稼ぎ、その副業で独立するという方法が今の時代普通になってきています。
私も派遣社員でしたが、副業のブログ運営から初めて今は派遣社員を辞めて独立しています(^^
ですので今は自分の好きな時間に仕事をして好きな時に休んでいます。
「休みたいけど有給の連絡めんどくさい…」
「有給使わせてもらえるか不安…」
「有給申請したけど、拒否されて嫌な思いをした…」
なんてことももちろんありません。この辺は私が実際に思っていたことですが(笑
あなたも副業から初めて派遣社員を脱出しませんか?私が派遣社員から脱出した方法に関しては↓の「会社なしWorkingBook」と無料メルマガ講座にて明らかにしています。
現在期間限定で無料公開中ですので、是非手に取ってみてください(^^